ExcelからSQLを実行して、外部データ(Excelファイル、AccessやSQLserverなど)に接続するには、ADOを有効にしておく必要があります。ここでは、ADOの有効化に関して記載しています。
ADOを有効化する
ADOとは、データベースに接続するためのインターフェイスです。
このADOを有効にすることで、データベースに接続できます。つまり、ExcelからSQLを使って、データベース上のデータを操作できるようになります。
まずは、事前準備で追加した[開発]タブをクリックし、「Visual Basic」をクリックします。
VBEと呼ばれる下の画面が表示されます。VBEは、VBAプログラミングを作成するためのツールです。
VBE画面の「ツール」>「参照設定」をクリックします。
“参照可能なライブラリ ファイル”から「Microsoft Office ○.○ Object Library」にチェックをつけ、「OK」をクリックします。今回は、「Microsoft Office 16.0 Object Library」にチェックを入れています。
最初にADOを有効化すれば、Excelを新規作成してもADOは有効化されたままです。
まとめ
1度、ADOを有効化しておけば、ExcelでSQLを実行する環境が整います。
この記事では紹介していませんが、ADOを有効化すれば、ExcelブックやCSVファイル、Access、SQLserverなど様々な環境に接続し、SQLでデータを参照、編集、削除できるようになります。